ロンシャンに会いにいく(2)
ロンシャンの礼拝堂の続きです。
タクシーから降りてすぐには、礼拝堂は見えない。
時期的に建物の周りは樹木が生い茂っていて、すっぽりと包まれているような状態です。
パルテノン宮殿には行ったことないですが、写真でよく見るあのアクロポリスの丘の上に立つように、この建物も山の丘の上にどっしりと佇んでいます。
(はっきりと覚えていないですが、電車から見えた時は、山の頂上ではなかったと思います)
案内所兼入場チケット売り場でチケットを購入して、いざ憧れの建物へ。
坂を上り近づくにつれて木の間だから白い壁が見えてきます。
今思い出してもゾクゾクします。
間近まで行くと嬉しくって外周をぐるぐると。はしゃいで見て回ります。笑
昼過ぎに到着したんですが、日がちょうど少し傾いて、屋根庇の影が建物に斜に掛かり、より有機的な造形を浮かび上がらせます。
外壁の表面は思った以上にごつごつとしていて迫力があり、屋根庇の打ちっ放しの質感も繊細で豪快な三次元曲線。型枠のラインも綺麗。
僕は思うのですが、あの打ちっ放しの汚れって好きなんですよね。あの風化具合が建物の歴史を演出してると思いませんか。
綺麗なのも良いですけどね。でもこてこてに補修塗装しまくってるのは面白みに掛けます。
(打設計画の段階で、いろいろな事情もあるとおもいますので、仕方ない時もありますが)
そして印象に残ってるのは、月並みですが、あの内部に差し込める光。
あの光は神々しさがあり、神聖な場所なんだと否応にも実感させられます。
様々な色のガラスがいれられていて、絵が書かれているところもあり、コルビジェの絵画に対する情熱も感じます。
内壁・天井の至る所が、いろんな色が使われていて、お得意のエリア分けが、されています。カラフル。写真で見ると結構カラフルなのに、空間にいるとそんなにカラフルな印象は感じません。
きっと光が色に陰影を付けることで、暖かみのある空間にしてるのでしょう。
そして随所にたのしい造形があって、機能美すら感じます。
その一つは、屋根の雨樋。さすがです。下の雨溜めオブジェにジョボボボとなるのでしょう。雨溜めから溢れるところとか楽しそう。
壁から突き出たこの形状の樋・・・どこかで見たと思い、昔撮った写真を探すと、ありました。
香川県立体育館('64)丹下健三
この建物も迫力がありました。当時の打放しではなくてクリーム色に塗装されていたのが残念です。こんな部分を見ると日本の建築、世界の建築がコルビジェの影響を受けているんだなと思います。
(コルビジェも影響されて創ったのかも)
この開口部にマリア様が見えます。外部からも内部からも見ることができます。
コルビジェはきっと、この場所から見てくれ。というスポットを用意してくれているのだとおもいます。
外周を歩きながら眺めると生き物のように屋根のラインが動いて、異様な気持ちになるのですが、敷地の隅に文明遺跡のようなオブジェがあったり、丘のような場所があったりします。そこに上がって眺めると、建物の全貌が見えて、そこからの風景がやっぱり綺麗です。そして反対を見るとだフランスの風景が見下ろせます。
(こういう場所は、サヴォア邸でも見かけられます)
そして、またまた内部に戻って・・・・。
(うろうろしてしまうんです。何度も何度も同じ所を、一緒に行った僕の奥さんは困ってました)
写真がいっぱいあって、どれをどう見せればよいか迷います。
説明書きのない写真もありますが、ご了承ください。
残りは次回へ続きます。
ロンシャンに会いにいく(3)






















Comments
おはようございます
朝いちばんに、とても素敵な写真を見せていただきました♪
私は観光写真を撮るのが専門(?)なので、被写体には
順光が当たってるのがいちばんだと考えていましたが、
影が程よく落ちる昼下がりは、その立体感をより多く
感じることができるのですね。松田さんの記事を読んで、
なるほど、納得です。
GX100
の広角写真、きれいですね。
今年はショップの改装(Ver.UP)が行われるみたいですし、
また別の季節に訪れてみたくなります。
Posted by: いつもこころにヨーロッパ | 2008.05.03 at 09:10
コメントありがとうございます。
写真重すぎないですか?笑
影も掛かり方によっては、よい演出効果が期待できますよね。
私もそちらのブログ参考にさせて貰っています。
記事を読んだり、写真を見たりすると、自分が覚えていなかったヶ所が思い出されて嬉しくなります。
また、ブログを読ませていただきますね。
改装するんですか。知りませんでした。
昨日、僕の奥さんとも、「また行きたいな」と話していました。
行きたいですよね。次は寒い季節に行きたいな。
それか雨の日。笑
ロンシャンもう少し記事にしていいですか。
お付き合いください。笑
GX100の使い勝手と写真、僕も気に入っています。
現場でほこりまみれになって頑張っています。
カメラはあまり詳しくないので趣味程度です。笑
Posted by: 松田 | 2008.05.04 at 00:11